モバイルWIFIでの通信について
"スマホを使ってインターネットを利用する際、使われる通信規格は3Gか4Gです。
モバイルWIFIも、その電波を利用して通信しています。
3Gは、携帯電話をインターネット対応デバイスとして利用できるように進化させた規格ですが、ストレスなく動画などの大量のデータをやりとりするにはまだ不十分です。
そこで、超高速通信が可能な4Gとして、国際規格では「LTE-Advanced」や「WiMAX2」などが開発されていますが、日本では現在まだ導入されていません。
日本ではLTEを4Gと呼んでいます。
LTEとは、3Gを長期的に進化させたもの（Long Term Evolution）で、将来的に4Gへのスムーズな移行を目指すものです。
一般的には「3.9G」と呼ばれているものですが、2010年ジュネーブで開かれた会議で「LTEも4Gと呼称してもよい」と決められたため、LTEを使った通信サービスのことを4Gと呼んでいるのです。
厳密には4GではないLTEですが、そのポテンシャルは、理論上の最高通信速度でも、接続やデータの受け渡しの速さでも、家庭向けブロードバンド回線並みだといわれています。
LTEのテザリングは、モバイルWIFIとしても利用できますから、外出先でもストレスなくインターネットに接続してデータの送受信をしたい人は、モバイルWIFIルーターを新たに契約するよりLTEによるテザリングがおすすめです。
ただし、通信可能エリアの拡大や、通信の安定性など、課題はまだまだ残っています。
"